大阪在住の人は、他府県の人から偏見を持たれることがよくあります。
具体的には、大阪人というだけでケチそう、怖そう、声が大きそうなどと言われる傾向にあるようです。ですが、これらの短所は裏を返せば大阪人の魅力にもつながります。
実際、ケチそうと良く言われる大阪の人ですが、言い換えれば家計をしっかりと守り堅実な人が多いとも言えます。元々、大阪は商人の街として栄えてきました。そのため、節約意識が高くお金に堅実な人が多いと言われています。
大阪人に対する怖そうというイメージは、おそらく大阪弁からくるものでしょう。
大阪弁はテンポも速いため、聞き慣れていない人にはケンカしているように聞こえることもあるようです。
ですが、よく聞いて見ると飴玉のことを「飴ちゃん」と呼んでいたり、愛情や親しみを込めて言う「アホ」など、かわいらしい方言もたくさんあります。
速いテンポの会話も、慣れてくるとコントのようで面白くなってくるはずです。
そして、声が大きいという指摘はごもっともです。
大阪人は明るい県民性で細かいことを気にしない人が多いため、自然と声も大きくなってしまうのかもしれません。
また、商売人が多いので、他の店に負けない為に大声で話す習慣がついたとも言われています。
声が大きくて不快に感じる人もいるかもしれませんが、声が大きいということはハツラツしていて元気な人が多い証拠でもあります。大阪の人が一人いるだけで、場が盛り上がるケースは少なくないため、見方によっては、盛り上げ上手な面白い人、という印象にも成り得るのです。
大阪に対して苦手意識がある方は、ぜひ大阪人ともっと深く関わってみて、大阪人ならではの魅力を探ってみてはいかがでしょう?